麻酔・集中治療セミナー2026in直島 参加者体験記
川崎医科大学総合医療センター
初期研修医 金川 朋香 先生
太陽の光にきらめく美しい瀬戸内海を眺めながら、これから始まる貴重な学びへの期待を胸に直島へと上陸しました。
到着後和やかな雰囲気の中で早速講義が始まりました。
講義では、気道管理アルゴリズムや換気評価におけるカプノグラムの重要性、肺保護を考慮した麻酔管理、血圧低下が生じた際には動かす腕は止めないまま、その原因を常に模索し続けるという姿勢を学びました。さらに、細やかな配慮を要する小児麻酔や、気道確保困難例に対する事前のリスク評価など、二手三手先まで想定し、周到に準備されている先生方の姿勢に深く感銘を受けました。
2日目には、大変心待ちにしていた実践型の講義が行われました。CV・PICCの挿入、エコーを用いた神経の描出、声門上器具を使用した気管挿管、モデルを用いた経皮的気管切開術など、さまざまな貴重な手技を経験させていただきました。特にエコーでの描出には難渋しましたが、実際に自分の手を動かしながら学ぶことができ、非常に興味深く有意義な時間となりました。今まで抱いていた多くの疑問を解消することができたことなど、大変学びの深い研修をさせていただきました。
講義の合間には約3時間の自由時間も設けていただき、美術館を巡り、アート作品に触れるなど、直島ならではの魅力も存分に堪能することができました。
今回の直島セミナーへの参加を通して、麻酔科の奥深さや魅力を改めて実感し、麻酔科を専攻したいという思いがより一層強くなりました。最後となりましたが、このような素晴らしい機会を与えてくださった麻酔科の先生方、ならびにセミナーの運営に携わってくださったスタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。
岩国医療センター
初期研修医 仁井谷 尚哉 先生
2026年8月29、30日に麻酔・集中治療セミナーが直島で開催され参加させていただきました。
直島はアートの島として有名であり、海辺などに現代アートが設置されていますが、
中でも美術館を兼ね揃えたベネッセハウスで今年も開催されました。
初日は岡山大学病院からバスで出発し朝9時頃に直島へ到着しました。
到着後、岡山大学病院の麻酔科で活躍されている先生方の呼吸、循環、小児麻酔の講義がありました。
研修医生活の中では講義を受けるという事が少ない上に生理学的な要素も多い分野で「ついていけるだろうか」と不安な部分もありましたが、分かりやすい導入からしっかりと呼吸・循環・小児麻酔について丁寧に教えていただきました。
たった数時間の講義にも関わらず濃密に学ぶことができ、麻酔という分野に進む自分にとってこれからの学びの基礎となる知識になったのではないかと考えています。
また、個人的には他大学の先生の講演でキャリアや研究についてのお話を聞くことができ、
研究に興味がある自分にとっては刺激的な時間を過ごすことが出来ました。
夕食はベネッセハウスの食事会場で開催され、美味しいお酒、ご飯を食べながら他大学、病院の研修医や麻酔科の先生方と交流し親睦を深めることができ大変有意義なひとときとなりました。
2日目は晴れやかな空と海とアートを見ながら朝食をとった後、森松教授のジャーナルクラブで最新の知見を取り入れ続けることの重要性を学びました。
その後のハンズオンセミナーでは、CV/PICC、神経ブロック、声門上器具を用いた気管挿管、気管切開の手技を勉強しました。ハンズオンセミナーでは自分の手を動かすため翌日の臨床現場からすぐに実践できることが最大の強みだと実感しました。今回学んだことを生かしてさらに研鑽を積んで参りたいと思います。
2日間という短い期間ですが、とても濃い時間を過ごすことができ確実に成長を実感できた2日間でした。このような素晴らしいセミナーの開催・運営にご尽力いただきました岡山大学病院麻酔科の先生方、ベネッセハウスのスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。