ペインセンター

ペインセンターでの診療の概略

ペインセンターイメージ

岡山大学麻酔科蘇生科ではあらゆる痛みの治療・相談および新しい治療の開発を行うために平成14年7月1日にペインセンターを設立しました。
当センターは、外来で痛みを持つ患者さんを治療するペインクリニック部門、入院中に痛みでお困りの患者さんをこちらから出向いて対応するペインサービス部門、さらに痛みのメカニズムの解明や新しい治療を開発するペインリサーチ部門からなっています。この3部門が密接に連携して患者さんに高度な医療を提供することが岡山大学麻酔科蘇生科ペインセンターの使命であると考えています。
そして、あらゆる痛みに対しわれわれ麻酔科医が中核となって責任を持って管理、診療していくこと、痛みを和らげることで患者さんの幸せを追求することを基本理念としています。

ペインセンター

ペインクリニック部門

外来診療は、月・水・金曜日の週3日間行っています。

患者様へ

当科受診には他医療機関からの紹介状が必要です。痛みでお困りの際にはお手数をおかけしますが、他医療機関から紹介状と外来予約をお願い致します。
詳細は岡山大学病院ホームページの紹介患者予約についてをご参照下さい。

また、岡山大学病院は高度医療を必要とする患者様への急性期病院ですので、診断や治療が落ち着きましたらかかりつけ医を含めた地域医療機関への通院のご紹介をお願いしております。

紹介医の先生方へ

当科は完全予約制です。痛みでお困りの患者様がいらっしゃいましたら、お手数をおかけ致しますが、紹介状と外来予約をどうぞよろしくお願い致します。
詳細は岡山大学病院ホームページの紹介患者予約についてをご参照下さい。

主な対象疾患は以下の通りです。

•全身の整形外科的疾患(頚、肩、上肢、腰部、下肢)の痛み

腰椎疾患
○腰部脊柱管狭窄症
○腰椎椎間板ヘルニア
○腰椎椎間関節症・仙腸関節症
○腰椎手術後に続く痛み(FBSS: Failed Back Surgery Syndrome)
頸椎疾患
○頸椎症性神経根症
○頚椎椎間板ヘルニア
○頸椎症
関節疾患
○肩関節周囲炎
○変形性股関節症
○変形性膝関節症

•頭痛、顔面痛、三叉神経痛など頭頚部の痛み

•neuropathic pain(神経障害による痛み)

  • ○帯状疱疹関連痛・帯状疱疹後神経痛
  • ○脳卒中後の痛み(CPSP:Central Post-Stroke Pain)

•手術後の遷延する創部痛

がんの痛み

•複合性局所疼痛症候群(CRPS:Complex Regional Pain Syndrome)

•その他、難治性の痛み

特に腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頸椎症性神経根症、頸椎椎間板ヘルニア、三叉神経痛では有効な可能性のある神経ブロック治療がございます。また、帯状疱疹の痛みでは発症後3ヶ月以内で神経ブロックの有効性が高いと言われています。痛みにお困りの際にはお気軽にご相談下さい。

診断

初診には十分に時間をとり、詳細な問診を行っています。
その後、理学所見をとり、必要に応じ採血、レントゲン、CT、MRIなどの検査や診断的神経ブロックをして、痛みの原因を探りながら、適切な治療につなげます。

治療方法

投薬

NSAIDなど一般的な鎮痛薬から、抗うつ薬、抗てんかん薬、医療用麻薬なども適応により処方しています。

外来・外来透視室 外来に隣接する透視室で、各種神経ブロックを行うことができます。
レントゲン透視、超音波装置を用いて安全で確実なブロックを心がけています。
高周波熱凝固治療・高周波パルス治療も施行しております。
手術室 ●脊髄刺激電極(SCS:Spinal Cord Stimulation)
●腹腔神経叢ブロック

などには特に力を入れています。
三叉神経痛に対するガッセル神経節ブロックも対応致します。
IVRセンター 胸部交感神経ブロックなど

神経ブロック

(注)一部の外来神経ブロックでは、付添のいない自家用車での来院の場合には安全のため神経ブロック治療をご遠慮頂いております。あらかじめご了承下さい。

緩和ケアチーム

緩和ケアチームでは特に身体症状の緩和を担当しています。

当院緩和支持医療科と連携しながら、インターベンショナル治療を中心に体の痛みを和らげるよう努めています。

ペインサービス部門

他科入院中で痛みのコントロールが難しい患者さんを往診します。PCA(patient controlled analgesia)や神経ブロックでのコントロールを主として行います。

ペインリサーチ部門

詳しくは当科ホームページの臨床・教育・研究をご参照下さい。

カンファレンス

当科では患者様へのより良い治療提供や診療レベルの向上を目指してカンファレンスを定期的に行っています。

院内カンファレンス

毎週木曜日
症例検討や論文紹介などをしています。