手術室 手術室

手術室 Operating Room

年間約7000例の
麻酔管理症例

岡山大学病院ではハイブリッド手術室1室を含む合計20室の手術室とIVRセンターの8室で、年間約1万例の手術が行われており、そのうちの約70%に当たる7000例程度を我々麻酔科医が管理しています。

手術件数 手術件数

岡山大学 手術室3つの使命

  • 1 術前・術中・術後に至る シームレスな患者管理
  • 2 一般手術から特殊な手術症例まで 全てをサポート
  • 3 次世代を担う 若手医師の育成
術前・術中・術後に至るシームレスな患者管理 術前・術中・術後に至るシームレスな患者管理

1 術前・術中・術後に至る シームレスな患者管理

麻酔科医の仕事は手術中の麻酔管理だけではありません。岡山大学には外科医・麻酔科医のみならず、看護師や薬剤師、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士、理学療法士、管理栄養士、臨床工学技師などの多職種が介入するチーム医療を可能とする岡山大学病院周術期管理センターがあり、ハイリスク症例の術前早期から術後に至るまでの綿密な周術期管理が可能となっています。一般手術の患者も麻酔科管理の患者は全例Post-anesthetic care unit (PACU)もしくは集中治療室(ICU)に搬送して術後経過を観察し、患者の安全に大きく寄与しています。術翌日には患者調整鎮痛法(PCA)を使用されている患者を対象とした術後疼痛ラウンドを麻酔科医、手術室看護師、薬剤師、臨床工学士の4職種で行い、快適な術後鎮痛を実現しています。

一般手術から特殊な手術症例まで全てをサポート 一般手術から特殊な手術症例まで全てをサポート

2 一般手術から特殊な手術症例まで 全てをサポート

一般外科手術のみならず、ロボット補助下腹腔鏡・胸腔鏡手術(Da Vinci3台稼働)、Oアームやナビゲーションシステムを使用した脊椎手術、術中MRIを使用した覚醒下開頭手術、小児・成人心臓血管外科手術、生体/脳死肺・肝・腎移植など多種多様な手術症例に対応しています。

次世代を担う若手医師の育成 次世代を担う若手医師の育成

3 次世代を担う 若手医師の育成

手術室全室にハイエンドバイタルサインモニタ、McGrath®喉頭鏡、組み込み型筋弛緩モニタ、脳波モニタを備え、ハイスペック人工呼吸機能搭載全身麻酔器、自動麻酔記録システムや15台以上の神経ブロック・中心静脈穿刺用エコー、TEEプローブ(3D、 小児、新生児用)、録画機能付きビデオ気管支鏡なども十分に配備されており、最新の環境で麻酔を研修できます。
また、2022年度の手術症例の内訳では小児(6歳未満)の麻酔551例、帝王切開術の麻酔168例、心臓血管手術の麻酔375例、胸部外科手術の麻酔493例、脳神経外科の麻酔277例を含んでおり、専門医取得に必要な症例数も問題なく研修することができます。