中央麻酔部

現在スタッフ14人、医員13人、後期研修医6人体制で医学部附属病院中央手術室と中央放射線部での麻酔を担当しています。年間手術症例数の増加が近年顕著となり、平成13年度の5,088症例(全国国立大学病院中6位)が、平成16年度には6,258症例(麻酔科管理症例4,760例)に増え全国順位も3位と大躍進しました。数の増加ばかりでなく、高度な専門的知識と臨床経験を必要とする麻酔症例の増加も大きな特徴です。小児心臓手術、肺および肝臓の移植手術において岡山大学は日本を代表する施設であると自負しています。小児心臓麻酔症例は平成16年度290症例(新生児手術40例を含む)を数え、肺移植症例は平成10年に日本で始めて生体肺移植を実施して以来7例の脳死肺移植を含め45症例に達しました。この両者は、日本だけではなく世界のどの施設と比較しても劣らない成績を挙げていると言えます。肝移植も現在140症例を越えています。岡山大学医学部附属病院中央麻酔部では、術前・術中・術後の周術期管理全てに麻酔科医が責任を持ち中心的役割を果たします。CCU・ICUでは、外科医との緊密な連携によるチーム医療が今日の優秀な成績に寄与しているものと確信しています。多くの麻酔科医が3年目以降も岡山大学関連病院に麻酔科専門医として活躍しているのは、これらの事が大きな一因であると考えております。
また術後疼痛管理にも積極的に取り組んでいます。硬膜外麻酔はPCEA(Patient-controlled epidural analgesia)の導入を含め現在中心的役割を担っていますが、硬膜外麻酔禁忌症例を中心にオピオイド静注PCAも多くの症例に使用しています。一つの方法に固執することなく術後疼痛管理法の選択肢を広げることで、質の向上ばかりでなく、合併症など負の面を減少させることも可能となります。専門化・高度化とともに増加し続ける麻酔症例に対処するためより効率的な手術室利用と安全性の両立をめざし日々努力を重ねています。

岡山大学マニュアル
 
■小児心臓手術の周術期管理 ■成人心臓手術の周術期管理
■生体肺移植の周術期管理 ■Volume Reduction Surgery の周術期管理
■生体肝移植の周術期管理 ■POPS
(C) 2007 Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences
Department of Anesthesiology and Resuscitology