術中呼吸管理セミナー2020 終了報告

2016年より毎年11 月にドレーゲルジャパン株式会社に共催いただき岡山大学病院で行っていた術中呼吸管理セミナーですが、コロナウイルス感染症の影響に伴い今年はウェブ会場でオンラインセミナーの形で2020年11月21日土曜日に開催いたしました。

セミナー内容ですが、最初に森松教授によるJournal clubとして「最新の知見」というテーマでご講演いただき、2020 JAMAに発表された論文の内容を紹介いただきました。結果の解釈だけでなく、研究の成り立ちであったり、RCT開始前にプロトコールをきちんと決めていることが重要であるなど、論文をいかに読み解けばいいのかまでよくわかるご講演でした。続いて、片山明先生に「全身麻酔中の呼吸管理」について、呼吸生理の話と術中に使用する呼吸器のグラフィクスとモードについて教えていただきました。休憩を挟んだ後に清水達彦先生に「術中肺保護」についてなぜ手術中にも肺保護換気が必要なのか、今までの議論の流れについてたくさんの論文を紹介いただきながらご説明いただきました。最後に河野圭史先生に「症例提示」として術後呼吸器合併症のリスクがある患者における呼吸管理の実際についてお話しいただきました。どのご講演も明日からの臨床にすぐに生かせる知識をより深めるような内容だったと思いました。

計110名の参加者の方々にご聴講いただき、ご参加いただきました方々、ご講演いただきました先生方、共催いただきましたドレーゲルジャパン株式会社の方々にお礼申し上げます。

文責 小坂順子