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第56回日本ペインクリニック学会参加報告

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第56回日本ペインクリニック学会が2022年7月7日~9日の日程で東京国際フォーラムで開催されました。コロナの第7波を予感させる時期ではありましたが、十分な感染対策をとりながら久々の現地参加をさせていただきました。

当院関連の発表は3演題でした。

「腹腔鏡下胃切除術後鎮痛法の前向きランダム化比較試験:硬膜外PCA vs 静脈フェンタニルPCA」 片山 圭 先生

「難治性心室性不整脈に対する交感神経節ブロックの検討」 片山 圭 先生

「眼科治療難治性の眼痛に対する取り組み」 更科 紗和子 先生(現 黒田医院)

残念ながら現地での発表はありませんでしたが、どれも非常に興味深い内容で今後に活きてくる内容と感じました。

聴講した内容については詳細を全て語ることはできませんが、神経ブロック関連では傍脊椎神経ブロックに関することや超音波ガイド下ブロックの達人の先生方のお話を聞けて、自分の手技に関して再考する機会となりました。オピオイド関連では痛み患者と依存形成の関係性を精神科の先生方から理解しやすい説明があり、あらためて医療用麻薬依存患者を作らないように日々の診療で気を付ける必要性を感じました。また少し前から定義されてきたNociplastic Pain(痛覚変調性疼痛)に関しても多くの先生方から分かりやすいお話があり理解が進んだ気がしました。

今回も聴講したい講演がめじろおしで全ては受講できませんでしたが、幸いにもハイブリッド開催ですのでweb配信講義からでも多くのことを学び、日常診療ならびにペインクリニックの発展に繋げていきたいと思います。また講演以外での収穫としては、私が以前に研修させていただいたNTT東日本関東病院関連の先生方と交流ができ、情報交換ができたことは非常に有意義でした。

まだまだ未熟者ですが、今後のペインクリニック発展に向けて臨床・教育・研究のそれぞれで貢献して、より苦痛の少ない世界を患者様へ提供できるように精進して参りたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

文責 助教 荒川 恭佑