OUAR DIARY

レジデント 溝渕有助

〜Early Exposure Program〜
当科では、若いうちから海外の学会に参加、体験し、先輩麻酔科医の国際学会での発表を見学することで、将来海外で活躍する自分の姿をより早くイメージしてもらおうと、2007年度からEarly exposureという制度を導入しています。岡山大学病院で研修する専攻医は、必ず一度は国際学会に参加出来ます!!
(http://www.okadaimasui.com/jp/recruit/resident.htmlより引用)

レジデントの溝渕です。昨年4月から岡山大学病院で勤務しています。この度岡山大学病院麻酔科蘇生科に存在する上記の素晴らしい制度!
”Early exposure Program”の一環で海外学会に参加させていただきました。

2019年2月17-21日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで行われた、Society of Critical Care Medicine(SCCM:米国集中治療学会)主催の第48回Annual Congressへ森松教授、松本直久先生(卒後4年目/レジデント2年目)、私(卒後6年目/レジデント4年目)の3人で参加させていただきました。

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初めての海外学会参加でしたが、学会会場では自分より若い先生やコメディカルの方たちも積極的に立派な発表をされていて、とても刺激になりました。
名の知れた先生方の教育講演は、わかりやすい英語とスライドで非常にまとまった内容であり圧巻でした。他に聴講した内容では、多施設RCTに関する3つの最新論文の紹介(①eSOFA vs Sepsis-3(Crit Care Med 2019; 47: 307-314)、②Peripheral effusion vs Lactate(ANDROMEDA-SHOCK/JAMA 2019; published online Feb 19)、③Early dexmedetomidine vs usual care(SPICE-Ⅲ/Shehabi Y et al, unpublished))があり、いずれも日常の臨床と密接に関わるテーマでありとても印象に残りました。
また、AKIを推測する新しいマーカー(TIMP-1、IGFBP-7)を使用したAKI予防プロトコルの有用性など、今後注目されるであろう新しい治療や管理についての発表もあり、興味をひかれました。

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学会中は森松教授が海外の先生や企業の方とディスカッションされる場面にも同行させていただき、まるで海外ドラマのようなシーンを間近で体験しました。今回は教授、レジデントの松本先生と三人旅ということもあり、ほぼ全日程を一緒に過ごしました。これまでの忙しい日常ではゆっくりお話する機会がありませんでしたが、今回いろいろなお話を聞けたことも大きな財産です。

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サンディエゴは少し肌寒かったですが、これぞ西海岸!という抜けるような青空のもと、素敵な町並みが広がっていました。徒歩圏内に巨大な空母「ミッドウェイ」のある海岸通りや、パドレスの本拠地であるペトコ・パークがあり、学会の合間に散歩するだけでも気持ちがよかったです。アメリカならではのボリューミーなステーキやハンバーガーにも舌鼓を打ち、しっかり増量してしまいました。今後海外での発表が控えていることもあり、今まで以上に日々の臨床・研究を頑張っていこうと強く胸に刻み、帰路に着きました。

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百聞は一見に如かずという言葉がありますが、まさに現地に行って得た感覚や感情は何にも代えがたいエネルギーになりました。このような貴重な機会は、教授をはじめ医局の皆様方のご厚意により成り立っています。最後になりましたが、快く勤務調整にご協力いただき、送り出してくださったことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。