OUAR DIARY

助教 小坂順子

2018年11月23日に岡山大学自然生命科学研究支援センター、動物資源部門鹿田施設におきましてドレーゲルメディカルジャパン株式会社の協力で「術中RM(リクルートメントマニューバ)とPEEP〜摘出肺と大動物を用いた効果の検証」と題した特別人工呼吸セミナーを開催しました。今回は昨年に引き続き大動物を使用した2回目のセミナー開催となりました。初期・後期研修医、麻酔科専攻医・専門医、臨床工学技士、獣医師と様々なバックグラウンドを持った13名の先生に参加していただきました。

昨年ヤギを使用した人工呼吸セミナーを行った際に胸腔内の肺が実際どのように動いているのか想像するのが難しいとの意見があり、今年はブタ肺を用いたハンズ・オンセッションも追加してより理解を深めていただけるような内容にいたしました。

まず午前中に森松先生の講義「術中人工呼吸(PEEP, RM)」で麻酔中の人工呼吸におけるPEEP、RMの重要性をお話いただいた後に、ウェットラボに移動しブタ肺を用いたハンズ・オンセッションで実際の肺がPEEPやRMで膨らみ、その膨らみがどのように維持できるのかについて確認していただきました。

写真01

写真02

食事休憩を挟んで午後からは、清水先生の講義「麻酔中の人工呼吸管理」で周術期管理に必要な呼吸生理・解剖や全身麻酔による変化をお話いただいた後にウェットラボに再度移動し、私がヤギを用いたハンズ・オンセッションを担当しました。実際に全身麻酔下のヤギを用いてRMが循環動態や酸素化に与える影響を示しました。

写真03

森松先生、清水先生の講義は素晴らしく、私も聴講してくださる方々にわかりやすく、興味を持って聞きやすい講義をできるようになりたいと思いました。

参加してくださった皆様からは効果的なPEEPの考え方が理解できた、リクルートメントの利点やリスクが実感できたなどのご感想をいただきました。

最後に、このようなセミナーの企画・準備・開催を通じて非常に勉強になることが多く、貴重な機会を与えてくださった森松先生、ご協力いただいた清水先生、松岡勇斗先生、動物資源部門鹿田施設の先生方、ドレーゲルメディカルジャパン株式会社の皆様、本当にありがとうございました。