OUAR DIARY

レジデント 根ヶ山 諒

この度、2018年10月20日〜21日に神戸で開催された日本小児麻酔学会24回大会に参加させていただきました。

私は、小児におけるTチューブ挿入下での陽圧換気に関する発表をしました。麻酔領域の学会発表は私自身初めてでしたので準備も大変で、ポスターのレイアウトや伝えたいことをうまくまとめるのが難しかったです。岡原先生、清水先生にご指導いただきながら、予行でも様々なご意見をいただき、少しずつわかりやすいポスターにしていくことができました。発表では質疑応答を通して、他院でのやり方や考え方を聞かせていただきつつディスカッションができたため、より理解が深まったと思います。

また、他の施設の先生方の発表を聞く中で、術前評価の重要性や術前評価から予測されうるイベントに対する十分な準備の大切さを改めて感じました。質疑応答のディスカッションでは、今後の臨床でのトラブルシューティングにも活かせるご意見をたくさん聞くことができ、非常に勉強になりました。

講演では、感染症内科の先生による「小児麻酔のための小児感冒のみかた」が印象に残りました。演者の先生は普段の臨床でも麻酔科医や外科医から術前の発熱や感冒症状に関するコンサルトをよく受けられるとのことでした。感染症内科の先生のお話を聞ける機会はあまりないので、貴重な機会となりました。基本的には日頃私達が意識して行っているような対応で問題無いそうですが、その中にRSウイルス感染や新生児、乳児の百日咳、免疫不全患者における水痘などいくつか重篤化しうる危険な鑑別が潜んでいるということを学び、術前評価に関して改めて考えるいい機会となりました。また、経験の豊富なベテラン麻酔科医ほど小児において術前の上気道炎を理由に手術を延期する率が高いという報告があるそうで、今後延期の必要性を感じた時には、遠慮することなく外科医や家族とディスカッションできるよう心がけようと思いました。

この度は学会参加、発表の機会をいただきありがとうございました。

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