OUAR DIARY

レジデント 白川 拓

2018年10月13日~17日にサンフランシスコで開催されたASAにEarly Exposureとして参加させていただきました。初のアメリカ上陸ということもあり行く前からかなり緊張していました。

当たり前のことですが現地では英語が飛び交っており、学会でも発表はすべて英語。これまでの人生で英語を使うことから逃げてきた結果が露呈し学会中は終始ストレスを感じ悔しい想いで溢れていました。相手が何を言っているか分からないというのは、頭でたくさんエネルギーを消費するも聞き取れるのはごく一部だけあり、達成感に対して疲労感があまりにも大きいということに気づかされました。なんとなくのニュアンスが分かると成り立つ日常会話とは違い、学会発表の内容となると理解するためのハードルが高く、話者に質問をするとなるとそれ以上にハードルが高いことだと感じました。岡大からの先生も含め、日本の諸先生方が何人も発表されていましたが、自分にはとてもできないだろうという思いから、その光景を見て尊敬を通り越し畏敬の念を覚えていました。現地ではただただ恐れ戦いていましたが、振り返って考えてみると、自分に足りないものが何かを目の当たりにし、これから麻酔科医として成長していくために何をしていかなければならないか改めて考える非常に良い機会であったと思います。学会にただついていくだけと思っていたEarly Exposureですが、行く前と行った後では多大な心境の変化がありました。大変貴重な体験になりました。そして現地での食事はとても美味で、学会会場で感じていたストレスを吹き飛ばしてくれました。肉料理が最高でした。

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以上のように学会の雰囲気に圧倒されながらも、ポスター発表で気になった(まだ理解できた)内容があり、それは手術室で長い時間を過ごす外科医や麻酔科医レジデントの皮膚を採取したところ手術室には普段いない他科レジデントに比べて細胞の核崩壊など皮膚障害が認められていたというブラジルの大学病院からの発表でした。特に麻酔科のほうがその所見は顕著で、吸入麻酔薬が原因であろうと推論されていました。個人的には日光に当たる時間もかなり関係しているように思えたのですがその場で質問するには度胸と英語力が足りませんでした。ただ研究デザインが実地的で面白かったので興味を惹かれました。可能ならば自分もそういった研究をしてみたいです。

最後に、このような機会を与えてくださり諸先生方には大変感謝しております。ありがとうございました。岡大麻酔科の懐の深さに敬意を表すとともに、今後岡大に来る先生方にもオススメしたいと思います。