OUAR DIARY

医員 小野 大輔

豪雨に続く、猛暑。
そんな夏。第52回ペインクリニック学会は開催されました。
2018年7月19~21日の三日間。品川のグランドプリンスホテル新高輪で行われた今回の学会。学びの機会を与えて下さった、森松教授と教室員の先生方に感謝しながら参加させて頂きましたのでここに報告いたします。

今回の学術集会は順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座の井関雅子教授が会長を務められ、「あなたの思いが未来のペインクリニックを創る」をメインテーマとして開催されました。今回は初めての女性会長としての試みで、託児室の充実以外に、子供同伴で入場可能な会場(中継会場・およびランチョンセミナー)が設置されました。ポスター・展示会場へも子供同伴で参加可能となっており、ベビーカーを押しながらポスターを閲覧されている先生なども、今までよりも多くいらっしゃった印象を受けました。

今回の学会でよく目にしたキーワード・人気のあったセッションとしては、伝統的なものではニューロパシックペイン、CRPS、漢方療法。また、近年流行りの、エコーガイド下末梢神経ブロック、SCS、パルス高周波治療、心理療法、運動療法などといった所でしょうか。

今回、私としては興味のあった、脳における痛みの慢性化メカニズム、術後遷延痛、Fasciaリリース・トリガーポイント注射などの講演を聞く事が出来ましたので今後の臨床に活かしていきたいと思います。

岡山大学からは武田先生が3D解剖学のセミナー、私がACNES(前皮神経絞扼症候群)のcase seriesを発表させていただきました。ご協力いただきました外科の近藤喜太先生にもこの場を借りて感謝いたします。

また会期中に岡山大学関連病院の先生方との食事会も、開催させていただき、関連病院でペインクリニックを頑張られている先生方が20名ほど参加して下さいました。

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ペインクリニックについてだけではなく、最近の病院の被災状況や、熱中症患者さんの受け入れ状況などの情報交換なども出来ました。日頃から外来患者さんの紹介などで連携はありますが、こうして顔を合わせて繋がっていけることは有難いことです。今後もこうした繋がりを大切にしていきたいと思います。

岡山大学ペインクリニック外来では、森松教授も2017年11月から外来診療をされており、今回の学会では数多くのセッションで熱心に聴講されていました。「診断を大切に。ウチのペインでも、よりよい診療を提供していきたい」とのお言葉を頂きました。今後、医局員や他職種も巻き込み、連携し岡大ペインクリニックを盛り上げていきたいところです。

最後になりましたが、今回の学会では、「第1回 川柳大賞」も開催されておりました。残念ながら私にはその嗜みがなく、今回は応募致しませんでしたが。なかなか面白い企画でした。
また次回のペイン学会でお会いしましょう。