OUAR DIARY

初期研修医1年目 佐藤 航貴、森松 尭

2018年5月17日〜19日に横浜で開催された日本麻酔科学会第65回学術集会に参加させていただきました。僕たちは現在、岡山大学病院初期研修医1年目ですが、昨年も学生として本学会に参加させていただいたので2回目の参加となりました。

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日本麻酔科学会には医学生・初期研修医招待企画があり、招待講演の聴講により学会参加費が免除となります。この企画には例年多くの学生・研修医が全国から参加しています。
今年度は6つの講演が招待企画に含まれていて、麻酔管理の観点から実際の症例をもとに肺血栓塞栓症について学ぶセクション、麻酔科専門研修プログラムについての紹介セクション2つ、麻酔科医としての人生のモデルケースの提示セクション3つ(臨床、研究、女性医師)がありました。
肺血栓塞栓症のセクションはケースシナリオを用いて病態生理から症状・診断・治療に至るまでの流れを、クリッカーによる参加形式で学生にもわかりやすく解説する内容になっていました。国家試験にも頻出の内容がふんだんに盛り込まれていたので、国家試験を控えた医学生が忙しい勉強の合間を縫って参加しても非常に有意義な時間になっていたと思います。
研修プログラムのセクションでは、新専門医制度における麻酔科専門医取得に必要な単位の説明や、具体的に個々の希望に沿った研修プログラムの検索方法が紹介されていました。
麻酔科医の人生紹介セクションでは、臨床家の先生からは全身の超音波検査が麻酔科医に必須の技術となる時代がやってきているとの提言があり、実践的なエコープロトコルのいろはを学べました。この部分は研修医にとって後日しっかりと勉強して日々の業務に活かしたいと思える内容が多数含まれており刺激的な時間でした。
海外で研究生活を送られた先生からは、ご自身の体験に基づき留学費用や研究と臨床の両立方法についてのアドバイスがありました。麻酔科医は他科と比較して研究と臨床の両立がしやすいそうなので、どちらにしようか迷っている方は麻酔科医を一度検討するのも良いと思いました。

子育てと麻酔科の両立をされてきた女性の先生からは、ご自身を含めた5人の女性医師の人生モデルの紹介がありました。産休や復職のやり方・タイミングのコツなど、これからの女性医師に役立つ内容でした。

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また、招待企画以外の通常の学会講演も多数聴講することができ、麻酔科の各分野の勉強にもなりました。我々の先輩にあたる国立がん研究センター中央病院の真鍋 星先生(岡山大学大学院所属)のポスター発表も拝聴させていただきました。とても堂々と発表される先生の姿に将来の自分たちの姿を重ね、不安と羨望の思いを抱きました。

夜は、岡山大学関連病院の先生方と食事を共にする機会もあり、普段は大学勤務の先生としか話すことのない研修医としては色々な立場の先生とお話しすることが出来て楽しい時間を過ごせました。

昨年に引き続き学会参加の機会を与えて下さった岡山大学麻酔科の先生方に感謝いたします。 医学生や初期研修医にも楽しく勉強になる学会なので機会のある方は是非とも参加してみてはいかがでしょうか。