OUAR DIARY

レジデント 熊代 美香

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電車に揺られ徳島に行き、中国四国ペインクリニック学会に参加させていただきました。私にとって初めての徳島でしたが、天気も良く、郷土愛にあふれていて、とても素敵なところでした。

この度、私は本学会でACNES(前皮神経絞扼症候群)という疾患について症例発表をしました。ACNESとは、腹壁で前皮神経が絞扼され、限局的な痛みを来す疾患で、ACNESと診断され治療された方の、約9割は疼痛が改善するとされています。

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慢性腹痛の原因として決して頻度の少なくない本疾患ですが、この症例と関わるまで、私はこの疾患を知りませんでした。本症例は、疼痛の原因となった神経を切断することで症状改善を得たのですが、座長の先生に、「神経切断に伴い新たな疼痛が出現する可能性もあるが、それに対して対策はしたのか」と尋ねられました。今まで、疼痛出現後のコントロールしか頭になかったため、出現前に対応をするという考えは、目からうろこでした。

特別講演は、プロのスポーツ選手の疼痛についてでしたが、「原因不明の痛み」を解決するためには、たくさんの知識と技術が必要ということを改めて実感しました。とても楽しく拝聴しました。
聴衆の先生方も熱心な方ばかりで、質疑応答もとても熱がこもっていました。そんな先生方に、自分の発表を聴いていただけたのは、本当に良い経験となったと思います。

発表に行きつくまで、とてもたくさんの先生方にご指導をいただきました。症例の内容についてはもちろん、スライドの作り方や見せ方など、大変勉強になりました。これからの学びに役立つ、とても大きな財産をいただいたと思います。
学術的な面はもちろんですが、徳島でおいしい魚介やラーメンを食べながら、教授や共同演者の先生方とゆっくりお話しができたのも、とても良い思い出となりました。

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地方会ということで、全国学会のような大きさはありませんが、だからこそ、普段はゆっくりと話ができない先生方と、距離が近付けたり、講演を間近で聞ける、非常に有意義な時間を過ごすことができたと思います。

次回の学会にも、ぜひ参加したいです。
本学会で発表する機会をいただいたこと、また、ご指導下さった沢山の先生方に、心から感謝申し上げます。