OUAR DIARY

医員 廣井一正

2018年2月21日~23日の3日間、幕張で開催されました、第45回日本集中治療医学会学術集会にて参加・発表をさせて頂きました。
私の発表演題は「肝移植術後のアルブミン値と臓器障害の関係性」でした。 当院での肝移植周術期のアルブミン使用とその推移また必要性といった臨床的疑問から開始に至った臨床研究で、肝移植術後のアルブミン値の推移とSequential Organ Failure Assessment (SOFA)スコアの関係性を検討しました。
今回の発表では優秀ポスターに初めてノミネートして頂きましたが、残念ながら受賞には至らず今後の課題と受け止め今後も励んでいきたいと思いました。

学会では、同門の金澤先生の教育講演、鈴木先生の酸素療法のpro・con講演、他大学の先生ではDr. Celi のMeet the Expertsセッション講演を拝聴しました。
金澤先生の先天性心疾患患者の周術期集中治療管理では、先天性心疾患を分類して行くとともに具体的な周術期の事例から薬剤の選択や術中・術後の対応法を組み合わせて如何に治療につなげて行くかを分かりやすく講演して下さいました。
鈴木先生の人工呼吸中目標SpO2のpro・con講演では、広島大学の大下先生とともに従来の酸素療法と酸素制限療法の現状についての講義とDiscussionでした。話題のTopicで会場は議論・人手ともに盛況でした。

Meet the Expertsセッションでは、MITから来られたDr. Celiによる講義でした。Date Scientistによる医療Big Dateを如何に解析し医療現場に反映させて行くかという内容で大変興味深かったです。集中治療学会後に日本でも1st Big Date Machine Learning in Healthcare in Japanが開催されるようで、今後日本でもますます普及していくと思われました。

学会参加を通じて集中治療領域での現在の流れや話題など知見を広げることが出来ること、また研究成果をまとめて発表することで他の先生方から色々な意見を頂けることなどが学会参加によるメリットと感じています。集中治療領域を専攻したいまた興味のある初期・後期研修医の皆様、是非学会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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