OUAR DIARY

レジデント 松岡 勇斗

今回私は、1月25日に岡山コンベンションセンターで開催された日本集中治療医学会第2回中国・四国支部学術集会で症例発表を行う機会をいただきましたのでここに御報告させていただきます。

岡山大学病院麻酔科蘇生科レジデントは必ず1回は症例発表の機会を与えていただきます。私は今回の発表を終えて感じたことが2つありました。

1つ目は、岡山大学病院麻酔科で症例発表のご指導を受けることと、他の科・他の市中病院等で指導を受けることは全く異なるということです。我々レジデントレベルでどの症例が報告に値するかを見極めることは困難ですが、岡山大学病院麻酔科では経験豊富なスタッフが稀少性のみでなくその臨床的意義を見極め厳選した症例をレジデントへ割り振って下さいます。
将来自分自身で症例発表するためにも、まずはその着眼点・切り口・メッセージ性を勉強させていただきました。続いて抄録作成の際には、言葉使い・文章構成・主旨の一貫性どの点においても丁寧にご指導いただき、学ぶことができました。その後の発表スライド作成においては、3人もの先生方に定期的な進行度チェック・プレゼン内容のアドバイスをいただき修正を重ねました。そして実際に自分のプレゼンテーションを見ていただくことで、話し方や身振りに自信を与えて下さりました。
抄録作成から発表当日までの約3ヶ月をかけて、手元には修正を重ねた発表スライドと予想される質問事項について調べ上げた論文類が積み重なっておりました。何より発表当日、多くの先生方の前で発表を成し遂げたことは大きな自信となりました。

2つ目は、発表するまでの過程が重要であるということです。発表自体が目的であれば、抄録を書き、学会に採択され、スライドを作り、発表を行うだけです。
しかし岡山大学病院麻酔科で学会発表をするということは、発表はもとよりその過程で行う発表内容の磨き方にあると感じました。いかにクオリティーを上げ、いかに緻密に論理を構成し、どんな質問にも対応できるかを考える。この点に関して、上級医から指導をいただいたことは今回の大きな財産です。

レジデントは、1人の力で学術活動ができるほど臨床力も研究力もありません。また決して発表の数が重要なのでなく、どの学会で発表するかが重要なわけでもありません。若い時期に、適切な症例を適切な指導のもと、適切な軌道修正をいただきながら前に進み続け、クオリティーを高める過程を学ぶことが我々レジデントに求められることなのだと感じました。
そしてそれができるのが、岡山大学病院麻酔科の教室なのだと実感致しました。

この度は、多くの先生方にご指導をいただき、学会発表を行う過程を学ばせていただきました。次は論文化できるよう精進して参ります。

写真01