OUAR DIARY

ペインクリニック学会 第50回大会 横浜に参加しました。

2016年7月7日(木)から9日(土)の3日間、横浜の「パシフィコ横浜」で開催された学会に参加させて頂きましたのでご報告いたします。
今回は記念すべき第50回大会ということもあってか会場・プログラムともに活気があり充実していました。受講希望のセミナーは事前登録で既に満席。どこの会場も座る席を探すのに苦労するほどでした。

学会のセッションとしては炎症性疼痛、脊髄刺激療法、難治性疼痛、漢方療法、インターベンションなどがあり、招聘講演としてフィンランド大学のEija Kalso教授による「Management of chronic pain in the past,today,and in the future?」と題した講演がありました。

今回は森松教授の御発案で、5月の福岡で行われた麻酔科学会に続き、同門・関連病院の先生方とのお食事会を企画させて頂きました。横浜といえば中華街。人気の中華料理屋で円卓を囲み、20名程度での楽しいひと時を持つことが出来ました。同じ領域でそれぞれ頑張っておられる同門の先生方とも、顔と顔を合わせてお話しをすることが出来、非常にありがたい機会でした。それぞれの施設でペインクリニックへの関わり方は様々でしたが、どの先生も他業務との折り合いをつけながら奮闘されているのだというのは共通しているようでした。会の中で森松教授からもご自身のペインクリニック診療上の経験談や、医局の中での診療の一つの柱としての重要性などについてお話ししていただけました。

大学病院で外来をしていると近隣県からの患者さんも多くいらっしゃいます。自宅近くでのかかりつけの紹介希望を求められることも多く、逆紹介を進めていく上でもこういった繋がりが、今後の日々の診療上で大きな糧となると感じました。参加してくださった先生方と森松教授に感謝。幹事の不手際で、お誘い出来なかった先生もいらっしゃると思いますが、この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、個人的に参加してきた学会のセッションについても少し触れておきます。痛み・炎症を抑えることの功罪について、また疼痛患者さんへの時間のかけ方・距離の取り方などについて。それぞれのセッションで多方面からの切り口の主張・議論が活発に行われていて非常に興味深かったのですが、最終的な結論はいずれも曖昧で、個々の状況に応じて・・・というものでした。が、しかし その単純ではない答えの無さがペインクリニック診療の奥深さ・難しさであり面白さでもあるのでしょう。ただし、多職種でチームをつくり多面的なアプローチを行い、そこに診療報酬体制を整えていく学会としての働きかけを行う。これは診療の効率と質を上げていくために進めて行くべきひとつの方向性ではないかと感じました。

これからも多軸的な連携を図りながら、岡山大学麻酔科蘇生科ペインクリニックチームを盛り上げていきたいと思います。この度は参加させて頂きましてありがとうございました。

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文責 小野