「敗血症の重症度評価を可能とする新規バイオマーカー HRG
(Histidine-Rich Glycoprotein):敗血症早期治療への応用」

2018年1月12日以降に下記の敗血症の研究にご参加いただいた方へ

研究機関名 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科

研究機関長

大塚 愛二

研究責任者

岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 教授 森松 博史

研究分担者

岡山大学病院 手術部 助教 清水 一好
岡山大学病院 集中治療部 助教 鈴木 聡
岡山大学病院 新医療研究開発センター 教授 吉田 道弘
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 助教 黒田 浩佐
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 大学院生
(医師)
川上 直哉
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 大学院生
(医師)
進 吉彰
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 薬理学分野 教授 西堀 正洋
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 薬理学分野 講師 和氣 秀徳
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 薬理学分野 助教 勅使川原 匡
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 薬理学分野 非常勤
研究員
劉 克約

臨床研究コーディネータ

岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 臨床研究
コーディネータ
有吉 真季子
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野 技術職員 田中 奈那
株式会社メディカルコンシェルジュ 臨床研究
コーディネータ
兵頭 未来

「敗血症の重症度評価を可能とする新規バイオマーカーHRG(Histidine-Rich Glycoprotein):敗血症早期治療への応用」の研究にご賛同・ご参加いただきありがとうございます。今回、この研究の研究計画に変更がありましたのでご説明いたします。

1. 説明の対象

2018年1月12日以降にこの研究にご賛同・ご参加いただいた方

2. 変更内容の説明

1)研究への同意撤回

研究計画を変更する前は、同意を取り消すことができる期間は、研究にご参加いただいてから90日間の観察期間中でした。今回の研究計画の変更により、一度同意された場合でもいつでも同意を取り消すことができるようになりました。

2)研究における利益相反

私たちはこの研究によって企業からの寄付などの経済的利益を得る可能性があります。しかし、この利益は麻酔・蘇生学分野に属し、個人の利益にはなりません。

この研究計画の変更について分からないことがあった場合には、遠慮なく下記の「問い合わせ・連絡先」までお問い合わせ下さい。また、この研究の概要につきましては下記をご確認ください。

問い合わせ・連絡先

岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学分野

教授
森松 博史
電話
086-235-7327(平日:9時〜17時)
Email
morima-h@cc.okayama-u.ac.jp
住所
〒700-8558 岡山市北区鹿田町二丁目5番1号

1. 研究の概要

1)研究の背景および目的

敗血症は、感染に対する生体防御反応の調節不全が原因で多臓器不全やショックを引き起こす疾患です。その治療法の開発に向けて、世界的規模で活発な研究が続けられています。しかし、現在まで本質的に敗血症を治療できる薬物は発見されていません。また、敗血症患者の状態を評価するマーカーも見つかっておらず、治療の際に症状が快方に向かっているかどうかの判断や、急激な悪化を予測できないことがあります。そのため、敗血症における新規マーカーや治療薬の開発が急務となっています。
我々のこれまでの研究により、敗血症になると血中に存在するタンパクの一つである高ヒスチジン糖タンパク質(HRG)が減少することが分かりました。白血球の一種である好中球を活性化させないようにブレーキの役割を担っているHRGが減少することで、全身で炎症が引き起こされて多臓器不全につながる可能性が考えられます。また、HRG値を測定することで敗血症の診断や重症度・予後の予測を行える可能性が示唆されています。そこで、敗血症とHRG値の時間的な変動の関連性や、病原体別でのHRG値と白血球や血小板などとの関連性を調べます。

2)予想される医学上の貢献及び研究の意義

提供して頂く血液を解析してHRGを敗血症の新規マーカーとして利用することで、急激に変化する敗血症患者の状態予測が可能となり、迅速に処置を行うことができるようになります。本研究によって得られた成果は、基礎的な研究面での大きな発展とともに、現在まで存在しなかった敗血症の重症度に応じた新規マーカーや新規治療薬が創られる可能性があり、敗血症の検査法や治療法の確立という医学上の貢献がなされることが期待されます。