第23回MOMOセミナー 12月16日 担当:小島
先日、第23回MOMOセミナーを行いました。今回は前半に小島から症例報告を、後半に森松先生から専門医口頭試験の演習を行って頂きました。
今月の症例報告は、知的障害患者の困難気道に対する気道確保に関してでした。本症例では最終的に、換気可能なうちに耳鼻科に気管切開をして頂きました。協力が得られない患者に対して、鎮静下での意識下挿管や薄型のMcGRATHと気管支ファイバーを使用した挿管方法など、森松先生と賀来先生の経験に即した気道確保手段を何種類か教えて頂きました。
専門医口頭試験の演習は、肥満妊婦の緊急帝王切開に関しての症例でした。妊娠高血圧腎症の麻酔上重要な評価項目を4つ、全身麻酔を行う上での問題点とその対策を4組あげなさいといった設問で、比較的オーソドックスな問題とのことでした。どの口頭試問の問題にも当てはまる内容ですが、問われた内容に対し一対一対応で回答することはある程度練習が必要と感じました。来年受験するにあたり、日常臨床の中でも意識しようと思います。今回はレジデントの参加が少なく、森松先生、賀来先生と小島という、実際の試験のような雰囲気になりかけたので、飛び入り参加して下さった玉利先生にとても救われました。
三重大学 麻酔科 玉利先生、ご参加ありがとうございました。
今回参加出来なかった方も、また次回の参加をお待ちしております。