Current status of delirium assessment tools in the intensive care unit: a prospective multicenter observational survey
2022.02.20 お知らせ
Patients scheduled to undergo esophageal surgery should have the highest priority for perioperative oral management triage: a cross-sectional study
18th MOMO seminar
2022.02.18 お知らせ
第18回MOMOセミナー開催報告書(2022年2月18日(金)19時~)
文責:越智聡子(岡山大学病院 麻酔科)
2022年2月18日(金)の19時からZOOM meeting上で、第18回MOMOセミナーが開催されました。今回は症例提示とJournal Clubを行いました。
① Journal Club:2022年2月1日JAMA掲載「Effect of Moderate Hypothermia vs Normothermia on 30-Day Mortality in Patients With Cardiogenic Shock Receiving Venoarterial Extracorporeal Membrane Oxgenation A Randomized Clinical Trial」(森松教授)
P:心原性ショックに対しVA-ECMOを導入された患者
I:Hypothermia群(33-34℃、24時間)
C:Normothermia群(36-37℃)
O:30日死亡率
・30日死亡率に関しては、Hypothermia群が42%、Normothermia群51%と数値はHypothermia群の方が低かったが広い95% CIのため有意差なし。
・31項目のsecondary outcomesのうち、30日時点の死亡/心臓移植/LVAD移行/梗塞の複合アウトカムはHypothermia群で低いことが示唆された。
心停止後の体温管理(Hypothermia vs Normothermia)に関して神経予後をアウトカムとして比較している文献が多く、また、議論が続いているところではありますが最近はHypothermia管理の有意性は示されなくなってきており、Normothermiaでの管理が好まれる傾向にあるようです。今回の論文は心原性ショックに対しECMO導入された患者での死亡率や各種臓器予後のアウトカムを比較した内容でした。対象群は限定的で信頼区間が広く有意差は示されませんでしたが、Hypothermia群での30日死亡率の低下の可能性は注目できる点だと考えます。
② 症例提示:「予測された気道困難に対するファイバー挿管―成人症例と小児症例―」(越智)
今回は大学病院で経験した(小児症例に関しては前回麻酔時の経過)、予測された気道困難に対してファイバー挿管を行った2症例を提示させていただきました。
意識下、あるいは鎮静下で行うか、ファイバー挿管の手技のポイント等を文献も交えてお話させていただきました。参加された先生方の話を聞く中で、失敗したときの先の先まで手段を考えておくこと、様々なデバイスを使い慣れることなどが重要だと感じました。
また、病棟急変等で予期せぬタイミングや場所で気道困難に遭遇した場合はどう対応するかということに対しては、その場で処置を完結しようとするのではなくICU等整った環境に移動することを見据えて対応することも必要だとご教授いただきました。
③ デブリーフィング
今回のセミナーの振り返りだけでなく、各施設で同世代の先生方がどのようなことを考えて目指しているのかを聞くことができとても刺激を受けました。このご時世、中々集まる機会がなく何かのきっかけがなければこのような話をする機会もなかったと思うので、デブリーフィングを通じて有意義な時間を過ごせたと感じております。
Audio Journal Club 20220215 Transforaminal Epidural Steroid Injection for Zoster-Related Pain: The Golden Period for the Best Outcome
2022.02.16 お知らせ
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