Journal Club 2016.12.21

2016.12.21 お知らせ

# Journal Club 2016.12.21
Effect of Dexmedetomidine Added to Standard Care on Ventilator-Free Time in Patients With Agitated Delirium A Randomized Clinical Trial

Background
せん妄はICUでの大きな問題で有り、せん妄期間を縮められる治療は大切である。

Hypothesis and Objective
抜管出来そうなんだけどせん妄のせいで抜管出来ない患者で、デクスメデトミジンは挿管期間とせん妄期間を減らせるか?

Methods
Inclusion criteria
活動型のせん妄患者
せん妄以外の要因は解決しているが、せん妄のせいで抜管出来ない患者

Exclusion criteria
クロニジンの投与は禁忌
妊娠/授乳
痴呆
意識障害を伴う頭部外傷

Study protocol and intervention
DEX群は0.5μg/kg/hrでスタート1.0 μg/kgでのボーラスはOK
鎮静のターゲットはRASSで評価し原則0
DEXは0-1.5μg/kg/hrで調整
48時間後からはOpen labelのdrugを投与可能
最長7日までで、それ以上はfailureとみなす
Primary and secondary endpoint
Primary: 人工呼吸フリー時間
21個のSecondary outcomes

Results
39名がDEX群で32名がコントロール
ほとんどの患者がプロポフォールで鎮静、APACHE IIは14
Primary: 人工呼吸フリー時間はDEX群で144.8時間 vs 127.5時間 差 17.0 hours (95% CI 4.0-33.2; p=0.01)。気切患者を除いても結果は同じ。
抜管までの時間ではHR 0.58 (95% CI 0.36-0.95; p=0.03)。調整をしても結果は同じ。

Conclusion
ICUで人工呼吸を受けている患者で活動性のせん妄によって抜管が妨げられている場合、デクスメデトミジンを加えると早期にせん妄が解決し、抜管までの時間も短縮できる。

Strength of the study
難しい患者群でのRCTに成功
Limitation of the study
限られた患者群であり、generalizabilityは低い。
General Discussion
限られた患者群での研究で有り、これを持ってせん妄すべてにDEXというのは乱暴である。実際の臨床では臓器障害の解決していない患者のせん妄が圧倒的に多いであろうから、本研究結果を臨床に持ち込むのは難しい。

麻酔科の忘年会でした。

2016.12.17 お知らせ

総勢150名を越える忘年会でした。
総選挙は鈴木先生の連覇、同門会長賞は麻酔科レジデントでした。
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フェロー会でした。

2016.12.15 お知らせ

恒例のフェロー会でした。
一次会は写真を取り忘れ、二次会のみです。
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ペリオの忘年会でした。

2016.12.14 お知らせ

ペリオの忘年会でした。
来年はもっと頑張らないとね。
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杭州に講演に行きました。

2016.12.07 お知らせ

杭州に講演に行きました。
客座教授にして頂きました。
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