教授賞:研修医部門表彰

2014.01.31 お知らせ

2013年11月から2014年1月までの研修医の教授賞が発表されました。
鈴井先生と森先生です。
選考基準は麻酔科医による投票と3ヶ月間の麻酔件数です。
麻酔研修中の麻酔件数は全員90例を超えていました。
皆さんよくがんばりました。

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周術期チーム医療人材育成研究会が行われました。

2014.01.25 お知らせ

1月25日(土)周術期チーム医療人材育成研究会が行われました。
特別講演はJAXAの阪本先生をお迎えして”はやぶさ”についての講演をいただきました。
とってもエネルギッシュな講演で、ためになるお話しでした。
プロジェクトを推進していくために必要なものは人であり、情熱であることを再認識しました。
教育講演は昭和大学の木内先生をお迎えしてチーム医療、PBLDを取り入れた卒前教育をご紹介いただきました。
インフラ整備、制度的な確立など大変なご尽力であったと想像しますが、やはり早い段階からチーム医療を意識づけていくことが大切であると思いました。
シンポジウムでは北先生、竹内先生、内藤先生、佐藤先生にご発表頂き、それぞれの現状と人材育成に向けての課題をお話しいただきました。
チームの大切さとすばらしさを再認識できる良い機会であったと思います。
多くの参加者にお集まりいただき、とってもよかったと思います。

研修医慰労会

2014.01.23 お知らせ

1月23日(木)
ローテーター研修医の慰労会を行いました。
松尾君は体調不良のため参加できませんでしたが、最もお世話になった先生アンケートの後、慰労会でした。
先生方の上級医に対する感想を聞けてとっても参考になりました。
酔っ払ってからは年寄りのうんちく話になりすいませんでしたが、料理とワインはとってもおいしかったですね。
次回からも継続しようと思いました。

小坂先生壮行会

2014.01.17 お知らせ

小坂先生の壮行会を行いました。
旦那さんにも来ていただいてオーストラリア生活についてもお話ししました。
来週には飛びたたれるようです。
向こうでの活躍を期待しています。

植村先生壮行会

2014.01.15 お知らせ


植村先生の壮行会が行われました。
学生さん4名を含む多くの方が参加してくださいました。
川崎医大に行ってもがんばってください。

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虚血性心疾患を合併した高齢者の消化管手術におけるゴール志向型輸液療法:ランンダム化比較試験 World J Surg (2013) 37:2820?2829 DOI 10.1007/s00268-013-2203-6

2014.01.12 お知らせ

仮説
虚血性心疾患のある高齢患者の消化管手術において、Goal directed fluid therapyは合併症の頻度を減らし、回復までの時間を短縮する。

デザイン
前向き比較対照試験

対象
適正項目
60-80歳
冠動脈造影を施行している
中等度から高度侵襲の予定消化管手術
WHOの虚血性心疾患の定義に当てはまる
3-5時間の手術および輸液療法に耐えうる
NYHA II-III度
BMI 18-24
予測出血量が600ml以下
腎機能、肝機能が正常

除外項目
緊急手術と低侵襲手術
ASA PS III以上
術前に輸液療法をうけているもの
うっ血性心不全、心筋症、リウマチ性心疾患、肺性心
ジゴシン、ニトログリセリンなどの血管作動薬を3ヶ月以上内服
術前、術中に利尿薬の投与
術前の酸塩基平衡異常、電解質異常
中心静脈ラインの挿入ができないもの
意識障害など協調ができないもの
肝炎やエイズなどの血液ウイルス疾患
入院中の2回目以上の手術
脱水

介入
コントロール group
導入時晶質液 5-7ml/kgボーラス
維持輸液は4/2/1 rule
不感蒸泄はsmall incisionで2ml/kg/hr, large incisionで4-6ml/kg/hr
出血量は同量のHES 130/0.4で補正

GDT group
GDTは手術開始から24時間
CI < 2.5, SVI < 35, SVV > 12%の時500mlの晶質液をボーラス。それでも改善がなければHES 130/0.4を250mlボーラス。
Fluid therapyのゴールはSVI > 35
CI < 2.5, MAP < 66の時は循環作動薬(ノルアド、ドパミン)を使用

アウトカム
心イベント
心筋虚血
心筋梗塞
重症不整脈
うっ血性心不全
心イベントによる死亡

術後消化管機能障害
消化不良
嘔吐
下痢
イレウス

結果
30 vs 30
両群同様の手術
心イベント 36.7% vs 60% (p=0.12)
ガスや便の排泄、経口摂取可能までの時間はGDT群で短い。
ICU stay, hospital stayもGDT群で短い。

輸液総量は GDT 2650 ml vs コントロール3950mlでGDT群で有意に少ない。
膠質液は1000ml vs 800mlで有意にGDT群で多い。

結論
虚血性心疾患をもった予定消化管手術の患者ではGDTは腸管機能は改善し入院期間は短縮するが、心イベントは減らない。

横浜麻酔懇話会

2014.01.11 お知らせ

横浜市大の麻酔懇話会でHES 130/0.4の講演をしてきました。
HESでFluid challengeをしながら、術中もGDTをしましょうというお話でした。

岡山麻酔科DIC研究会

2014.01.10 お知らせ

北海道大学より丸藤 哲先生をお迎えしてご講演をいただきました。
敗血症に関する歴史的背景、全身性の反応、凝固・線溶系と幅広くご講演いただき、大変勉強となりました。
特に私にとっては1900年前後のSepsisの定義を巡る争いのお話しはとっても興味深かったです。
長年にわたって感染性DICに関わってこられた丸藤先生のご尽力に敬服いたします。

岡山麻酔科DICセミナー

新年会

2014.01.07 お知らせ

1月7日新年会が行われました。
総勢40名以上の先生が近況と今年の目標を語られました。

教授からは
1. 年間10000件の手術件数を達成すること。
2. 新しいレジデントプログラムを確立すること。
3. より質の高い研究をチームとして進めていくこと
を目標として挙げました。

今年1年もがんばりましょう。