初期研修リポート

2020.11.15 お知らせ

  • 自己紹介

岡山大学病院研修医一年目、岡山県岡山市出身、出身大学は関西医科大学です。中高時代は硬式テニス部、大学ではバドミントン部に所属していました。体を動かすことが好きで、卓球やゴルフなどもしています。

好きな言葉は「一生懸命」です。一度やろうと決めたことに対して最後まで一生懸命に取り組む姿勢を常日頃から心がけるようにしています。将来は、生まれ育ったこの馴染みのある岡山の地で総合診療医として貢献したいと考えています。

  • なぜ麻酔科研修

私が麻酔科を研修させていただきたいと思ったのは、静脈路確保をはじめとして、挿管や動脈ライン確保など多くの手技に慣れて早く自信をつけたいと思ったこと、術前評価から術中の呼吸・循環管理、術後の疼痛管理まで、周術期の患者さんの全身を診ることを通じ、全身管理について学ぶことができると思ったからです。

  • 良かったこと、悪かったこと

麻酔科で2ヶ月研修してみての感想ですが、まず良かった点としては、前もって発表される麻酔症例を確認し、術前評価をしっかり行うことで、様々な病歴や疾患を抱えた患者さんに対してどのような経緯で診断や加療がなされてきたのかを学ぶことができ、手術や服薬の知識を得ることができるだけでなく、心電図や画像などしっかり評価してリスク状態を調べる習慣をつけることができます。

手術室では、静脈路確保や動脈ライン、挿管や抜管、胃管やCV挿入、輸血ラインなど、研修医が習得すべき多くの手技や麻酔管理を研修医主体でやらせて頂けたことで、はじめは不慣れでなかなか上手くいかない日々が続き不安なことも多々ありましたが、毎日行うことで徐々にコツや感覚を掴み、自信を持って挑むことができるようになりました。

上級医の先生方が尊敬できる先生方ばかりで、困ったこと不安なことはどの先生にも相談しやすく、様々な方法を教えていただけます。基本的には自由に自分で考えて行動できる環境ですが、フォローもしっかりして頂けるので、安心して研修できます。私たちの成長度をみていただきつつ、段階的に難しいことや新しいことに挑戦させていただけるので、日々自分の成長を実感できます。また何より、ON/OFFがはっきりしているため時間外は勉強の時間や、休息の時間も十分確保できるのでとても魅力的だと感じました。

麻酔科研修において悪かった点、というより少し困惑したこととして強いて挙げさせていただくとすれば、毎日異なる上級医の先生方と症例に携わるため、先生によってお考えやご指導の内容、術中の対応などが違うため、昨日学んだやり方と今日のやり方が必ずしも同じとは限らなかったり、使用する薬剤の好みなどもおありなので、対応に困ったりなどする場面が多々あったことです。しかし、その対応を選択される理由が必ずおありなので、その都度根拠を持ってわかりやすく教えてくださり、こういう考え方もあるのだと、様々な視点を学ぶことができました。また、朝のカンファレンスの前までに当日の朝に麻酔器の立ち上げや準備があるため、他の診療科での研修中よりも朝が早くなるため、朝が弱いと生活リズムに慣れるまでは辛かったですが、早起きの習慣がつくので今後の研修でも続けていこうと思えるようになりました。

  • 将来展望

麻酔科で2ヶ月間、密度の濃い研修をさせていただけたことで、今後の研修や医師人生を歩んでいく上でも、総合的な知識を以てまずは「自分で考えて」色々な視点から日々の診療に能動的に臨んでいこうと強く感じております。2ヶ月間、長いようでかなり短く感じましたし、より幅広く、重症ハイリスク症例の麻酔管理やICU管理など、まだまだ学ばせていただきたいこともたくさんあるため、2年目の研修でもまた選択させていただければと考えております。

  • まとめ

麻酔科での2ヶ月を終えて、研修前の自分と比べると、手技に自信を持てるようになっただけでなく、『患者さんときちんとコミュニケーションをとる』、『患者さんをしっかり診る』、『状態の変化を把握し、適切に対応する』という医師としての基本的姿勢を身に付けることができました。どんなに初歩的な質問や手技でも上級医の先生方が気さくに丁寧に熱心にご指導してくださったり、空いた時間には麻酔科についてだけでなく将来の医師としての経験の積み方や人生相談をしてくださるなど、想像以上に多くのことを学ばせていただきました。麻酔科で研修させていただいたこの2カ月間は私にとって筆舌しがたいかけがえのない、とても充実した時間だったと感じております。お世話になった先生方、温かく見守ってくださったコメディカルの方々、本当にありがとうございました。