13ヶ月コースリポート

2020.07.01 お知らせ

  • 自己紹介

医師3年目、麻酔科1年目です。香川県出身で岡山大学医学部卒業後、岡山大学病院で初期臨床研修を行い、その後岡山大学病院麻酔科蘇生科に入局いたしました。

初期臨床研修の2年間で麻酔科を13カ月選択しておりました。

  • なぜ麻酔科?

私が麻酔科を志すきっかけとなったのは、大学4年時のクリニカルクラークシップにて麻酔科を研修した2週間でした。研修初日に遭遇した院内急変での対応から、ICUへ搬送しての蘇生処置に圧倒され、様々な病態の患者に対してのICU管理がとても魅力的に映ったのを今でも鮮明に覚えています。その後手術室での麻酔を研修しましたが、患者の状態を考察し循環動態に対して介入、その結果が迅速に得られる様子がとても面白いと感じました。その気持ちはずっと変わらず、研修医になって麻酔科13カ月コースへ進みました。

  • 13ヶ月コースのメリット・デメリット

私は早く一人前になりたいという気持ちが強くあったため、研修医のうちから長く研修ができるこのコースを選択しました。その分、同期と比べて手技の上達は確かに早かったと思います。しかし、一番のメリットは大学で様々な上級医の先生の麻酔を学べたことだと思っています。大学病院は市中病院と比べて圧倒的に麻酔科医の数が多いです。その中で長く研修させていただいたため、たくさんの先生との関係を築くことができ、日々指導を受けることができました。それは大学で13カ月研修したからこそ得られる貴重な経験値だと思っています。

デメリットとして同期からは、他の科を研修していないという事を指摘されました。その点については当初の私もたくさん悩みました。研修医が研修科の選択をする際に一番気にすることは、「その科で何を身につけることができるか」ですが、それは必ずしも「その科を回っていなければ身につかない」ことではありません。どこで研修をしていようと本人のやる気が一番であるという事を、尊敬する上級医から諭されたことで、私は迷いなく13カ月の研修を選択し、それを終えた現在その選択に満足しています。

  • 将来どんな麻酔科医になりたいか?

私は麻酔科を選択するにあたって、憧れた上級医の先生がいました。何事にも真面目に真摯に取り組むことによって、その先生のような麻酔科医になりたいと思っています。身近にそういった目標となる先生を見つけられたことも、私が麻酔科を選択して良かったと思った点であり、将来そのように誰かの目標となれる医師になれたらと思っています。

  • まとめ

現在の日本の研修医制度では麻酔科を13カ月選択することはできなくなりましたが、岡山大学病院の研修システムを利用して、麻酔科を長期選択することは可能であり、麻酔科を志している学生・研修医の先生方に是非お勧めしたい選択肢だと思っています。どうしても文章で書ききれない想いがたくさんあるので、少しでも興味を持っていただけた方は、一度岡山大学麻酔科を見学に来ていただき、私に話しかけていただきたいです。