教室紹介

岡山大学麻酔・蘇生学講座は、1965年に小坂二度見教授を初代教授として開講され、45年を越える歴史を持ちます。1971年には日本で最初に集中治療部(ICU)のシステムを整え、さらに1996年には心臓集中治療部(CCU)、2013年には小児麻酔科が加わり、日本でも有数の充実した施設になっています。

大学内には約50名の医局員を抱え、13室の中央手術室と中央放射線部を併せると麻酔科管理症例は年間約5,500例(2010年度)に達します。 また肺・肝臓移植術後など重症患者を収容するICUの22床および先天性心疾患術後患者を主に収容するCCUの8床の管理を24時間体制で行っています。
さらにペインセンターには治療に難渋する患者が紹介され、ペインクリニック外来と麻酔科病棟への入院により先進的な痛み治療が行われます。
また岡山大学病院全体で取り組んでいる周術期管理センター(PERIO;ペリオ)でも麻酔科医は重要な役割を担っています。岡山大学病院における我々麻酔科医の業務は非常に多岐にわたっているといえます。

我々は早くから教育の重要性を認識し取り組んできました。学生教育は彼ら・彼女らが麻酔に興味を持ってくれる最大のチャンスと考えています。特に手術室やICUにおいては、講義ではわかり難い麻酔学、集中治療学の面白さをアピールするように努めています。
岡山大学病院初期研修医にも麻酔科蘇生科は大変人気があり、高い選択率を誇ります。後期研修医教育では次代の麻酔科医を育成するという大きな目標のもと特に力を入れています。
麻酔・集中治療・ペインクリニックの全てが高いレベルで学べる最大のメリットを生かし、レジデント担当係が研修プログラムを調整することでレジデントの希望や要望に細かく応えます。担当係が窓口となりますが、教室全員で彼ら・彼女らを育てるのが我々岡山大学の伝統であり、その積み重ねが現在の教室を支えています。
我々の教育への取り組みは岡山大学内に留まらず広く全国へ門戸を開いており、2007年からは
麻酔・集中治療セミナーin直島を毎年開催しています。瀬戸内海の直島に麻酔学を志す全国の若い医師と麻酔学・集中治療学・痛み治療学の面白さを伝えたい医師たちが一同に会します。

2010年度のアメリカ麻酔学会では我々の教育への取り組みが高く評価されEducational Exhibitで最高賞を受賞しました。

麻酔はその種類のいかんに関わらずトレーニングを積んだ専従の麻酔医によりおこなわれるのが理想であり、欧米では常識とされています。
しかし日本では麻酔医数の不足によりいまだ実現できていません。現在当教室に席を置く教室員は260名を越え、中四国のみならず関西、関東の地域基幹関連病院を中心に数多くの常勤麻酔科医を派遣し、少しでも早くこの理想を実現するべく努力しています。

連絡先

医局長
小林 求
メール
info@okadaimasui.com
住所
〒700-8558岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL
086-235-7778
FAX
086-235-6984